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微細な感覚と向き合ってみる

日常で使う体の動きは意外と限られています。
本来持っている関節の動きを意識的にポーズでしてみると、思っていた以上に動かせないことに気が付きます。

そうすると、動揺してなんとかして動かそうと必死になり、体は緊張して硬くなります。

見た目のポーズの完成ではなく、どこにどう効かせたいかを念頭において、道具を使ったり前の段階に戻ったり、あるいはポーズ自体を変えたりして、心地よい刺激で効くところを探していきましょう。

そのためには、痛いから痛くないかとか、出来るか出来ないかの大まかな感覚ではなく、もっと微細な感覚と向き合うことが必要です。

ヨガは「今」の状態を感じ拾っていくマインドネスフルの練習でもあります。

情報が溢れた忙しい日常では、微細な感覚に目を向ける余裕はないですよね。

だけど、本来はこの感覚が積み重なって大きな感情や意識に結びついていくんだと思うんです。

この感覚をうまく拾えるようになると小さな喜びや幸せも感じやすくなりますし、つらさや違和感も爆発する前に見つけられ対処しやすくなります。

ぜひ、「今」の感覚を観察して、自分ならではの達成感を持って帰ってほしいなと思いながら毎回レッスンしています。

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