リラックスヨガのことを考えていたら、最近読んだ『太陽』の河合隼雄さんの特集号のことをふと思い出しました。
河合さんはユング心理学の第一人者として有名な方ですが、日本でユング派の分析を深めるにあたって、いかに仏教との関わりが切り離せないかを論じて来られました。
心理療法にあたって人とどう向き合うかを徹底して丁寧に論じた本がたくさんあって、カウンセリングをする方なら読まないわけにはいかない本ばかりです。
河合隼雄さんの言葉は、ヨガをするにあたって私が大事にしたい想いに通じるものばかりで、本当に心にストンと落ちてきます。
自分の考えたこと、感じたこと、つまり『リアリティー』の感覚が大事であることや、他の人と違うにしても本人が感じていることにまず目を向けて、否定せず、正しさを押し付けないこと等…挙げればキリがありません。
〝繋ぐ〟ということについて触れた言葉もたくさんあります。
「ヨガ」の意味は「繋ぐ」。
まさに繋がることで心が見えてくるわけです。
人生という物語はたくさんのものを「つなぐ」けれども、なによりも「たましい」と繋がっていることが大事だと書かれています。
それは自分の心を聞いていないとできないことだと色んな著書の中で言われているんですよね。
言葉のやり取りだと、なかなか整理がつかないことがあったり、言葉が感情を揺さぶったりしてしまうことが多いのに対して、ヨガは身体を通してゆっくりと心と繋がることができるので、気づきを得る練習にはとてもいいと思います。
実感が深まると、その感覚を日常生活に生かすことができてくるんですよ。
ゆっくりゆったりと何の評価もせずに、比べずに過ごす時間から見えてくるものはたくさんあると思います。
今週のリラックスヨガ、楽しみにしていてくださいね😊✨