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秋のおやつ時間にて

小さい方の娘が作った餡子が余っていたので、お豆腐白玉と春巻きの皮で包んで揚げた。

2、3年前までは、いろんなお菓子を作ったものだけれど、娘が腕を上げてからはすっかりお菓子を作る機会はなくなった。

久しぶりにおやつを作る。
揚げた春巻きにきな粉をふりかけて食べたら、揚げパンみたいでほっこりした。

おうちおやつの醍醐味だな。

現在の私の出番はこういう感じになっているのだとこの数年の変化を感じる。

日々の食事作りも然り。

去年まで、料理は苦手だと毛嫌いしていた大きい方の娘が、春頃から急に台所に立つようになった。

彼女の持ち味を存分に発揮して、コツコツ丁寧に持続的に日々のおかずを作り出してくれる。

家族の役割というか、日々やることを担う割合が変化するとともに、子ども達の成長を感じたり、私のこれからの生き方を考えたりしている。

いろんなことがあって、私たちがたどり着いたのは、結局、日々の生活が営める幸せなんだなぁ。

台所に立つ姿がすっかり板についた娘は本当に頼もしいのだ。

食べることをちゃんと考えてくれている。
そのことが何より嬉しい。

おやつ春巻きを頬張りながら、そんなことを思った秋の午後🍂

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