最近、お葬式に出ることがあり、避けて通れないことに私自身、そして子ども達はどんな心の備えができるのだろうと改めて考えさせられました。
式の後、一緒に参列していた方と「近しい人の死にみんなどう乗り越えているのだろう」という話になりました。
その方が、『blanc page』を読みたいとおっしゃったので、私も読んでみました。
この本は、両親を立て続けに亡くし、心に空洞が出来てしまった内田也哉子さんが、いろんな人に話を聞きたくなって書かれた本です。
大切な人の死は、自分の生きてきた道を振り返ることになる。
歳をとるにつれて、子ども達に残しておきたい術について、以前より考えるようになりました。
事情があってなかなか自立出来なかったり、不安が大き過ぎたりする子どもは、親の死をどう受け入れられるのだろう。
親が亡き後のことを不安に思われている親御さんの声はよく耳にします。
信じながら逝けたらいいなと思うけれど、それまでに親は何ができるのだろう。
不安を抱えた親御さんたちと、そんなことを話す機会があってもいいんじゃないかなぁ、本を読みながら考えています。